米マイクロソフト、Palm NFT StudioにシリーズBで約30億円出資

2021/12/10

米マイクロソフトが12月10日、傘下のマイクロソフトのベンチャーファンド「M12」を通してブロックチェーンスタートアップPalm NFT Studioに2700万ドル(約30億円)の出資をしたことがわかった。

Palm NFT Studioは、暗号通貨イーサリアムの創業者の一人であるJoseph Lubin氏が共同設立し、 NFTクリエイターや企業を支援。イーサリアムのサイドチェーン「Palm Network」を運用している。出資には、Warner BrosやGriffin Gaming Partners、投資会社RRE、Third Kind Venture Capital、NFT投資家のSfermionなども参加している。

Palm NFTStudioのDan Heyman CEOは、ロイター通信に対し、調達した資金は「研究開発に投資し、新しい人材を採用することで、プラットフォームを拡張するつもりである」と述べている。

金融情報サービスのPitchBookのデータによると、2021年10月1日時点で、ベンチャーキャピタル企業が暗号資産やブロックチェーン企業に投資した額は214億ドル(約2兆4000億円)。11月には、ユーザーがNFTを使用して仮想世界を構築できる香港ベースのゲームプラットフォーム「Sandbox」が、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2が主導する投資家から9,300万ドル(約105億円)を調達している。