米決済大手Square、社名を「Block」に変更　

米決済大手のSquare（スクエア）は現地時間12月1日、事業内容の変更を反映するとして、同社の社名を「Block（ブロック）」に変更することを発表した。「Square」の名称はSeller事業のブランド名称として残し、ニューヨーク証券取引所（NYSE）への上場は続ける。

Squareは2009年に創業。これまでリリースしたサービスにはモバイル決済の「Cash App」や音楽ストリーミングサービスの「TIDAL」、ビットコインのオープンな開発者向けプラットフォーム「TBD54566975」等がある。近年はブロックチェーン技術にも注力し、暗号資産ハードウェア・ウォレットの開発や、ビットコインのマイニングサービスなどの展開を検討しているという。

Square創業者 兼 CEOのジャック・ドーシー氏はすでに11月末に、兼務していた米TwitterのCEOを辞している。12月1日に発表した声明では「新しい名前になっても我々の目的は変わらない。どのように成長し、変化するとしても、経済へのアクセスを増やすためのツールを創り続ける」と述べた。TwitterのCEOを退任したことで、新社名となった「Block」で、ブロックチェーン技術を活用したビジネスに注力すると見られる。