メタバース関連の暗号資産、軒並み上昇　イーサリアムは過去最高値

メタバース関連の暗号資産の価格が上昇している。現地時間10月28日、米Facebookがメタバースへさらに注力することを発表し「Meta」に社名を変更した影響が大きい。

暗号資産ETH（イーサリアム）も11月4日早朝、524,373円を付け過去最高値を更新。なお、米ゴールドマン・サックスは年末までにイーサリアム価格は8000ドル（約91万3544円）になると予測している。

■SANDは1週間で300%超上昇

Facebookの社名変更、イーサリアムの高騰などの要因から、価格が上昇しているメタバース関連の暗号資産はいくつか挙げられる。

まず、Facebookの社名変更報道直後には、メタバースゲームの「Decentraland（ディセントラランド）」で流通する暗号通貨のMANA、2620年の宇宙を舞台にしたメタバースゲーム「スターアトラス」内で使われるSTARL、仮想宇宙トークンのEthverseといった、メタバース関連の6つの暗号資産価格が1日で50％以上上昇した。

メタバースプラットフォームの「The Sandbox（ザ・サンドボックス）」内で流通している暗号資産「SAND」は、3日に3.3ドルを超え史上最高値を更新した。Facebookの社名変更に加え、2日にソフトバンクグループの「SoftBank Vision Fund 2（ソフトバンクビジョン・ファンド２）」から約100億円調達したニュースが報じられた影響が大きい。「SAND」の1週間の上昇率は300%を超え、以前高値で推移している。

他に上昇を見せたのは、エンジンコイン（ENJ）、Illuvium（ILV）などのゲーム関連の暗号資産だ。