マイクロソフト「Teams」がメタバース連携 Metaと”ビジネス2強”で覇権争い

(画像:Microsoft)

米Microsoftは現地時間11月2日、「Microsoft Ignite」カンファレンスで、MR(Mixed Reality=複合現実)プラットホームの「Microsoft Mesh(マイクロソフト・メッシュ)」のTeams対応版「Mesh for Teams」をリリースすると発表した。

Microsoft Mesh」は「Hololens」などのMRデバイスを利用してアクセスできるメタバースプラットフォーム。「Mesh for Teams」は「Microsoft Mesh」の機能をTeamsに拡張することで、Teamsのオンライン会議に自身のアバターで参加することが可能になるほか、3Dのオンラインミーティングなども開催できるという。2022年前半のリリースを予定している。

メタバース内の打ち合わせ空間(画像:Microsoft)

■Meta(元Facebook)と”ビジネス2強”覇権争い

Microsoft 同様に、メタバースのビジネス活用を着々と進めているのが、社名までも変更した米Meta(元Facebook)だ。Metaは、まだFacebook社だった2014年に、VRヘッドセットのOculus(オキュラス)を20億ドル(約2300億円)で買収。今年8月には、 Oculus を装着して仮想空間内でアバターとして会議に参加できる「Horizon Workrooms(ホライゾンワークルーム)」を発表しており、デバイスとサービス双方において、着々とメタバースの構築を進めている。

米Meta(元Facebook)の Horizon Workrooms

一方の「Microsoft Teams」はデイリーアクティブユーザー数が1億4500万人超(2021年度第3四半期・決算報告より)のメガ・エンタープライズシステム。デバイスについてはサードパーティー製も動作するように設計されており、「Microsoft Mesh」上で「Hololens 2」や「Windows MR」のようなMicrosoft製デバイスのほか、「HTC VIVE」「Oculus Rift」なども利用が可能だ。ISV(Independent Software Vendor=サードパーティーのソフトウェア企業)に対しても、積極的にMicrosoft Meshに対応したアプリケーションの開発を呼びかけている。

NFTゲームなど「現実とは違う自分」を楽しむメタバースもあるが、ことビジネスに紐づいたメタバースという観点で言うならば、 Meta(元Facebook)とMicrosoftが”2強”であることは間違いない。”ビジネスメタバース”に関しては、両社の覇権争いが見込まれることになりそうだ。