Facebook、メタバース関連発表相次ぐ 今年のみで1兆超を投資

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Facebookは現地時間10月25日、第3四半期の決算発表で、メタバースに関して今年だけで少なくとも100億ドル(約1兆1400億円)のコストをかけると述べた。

同社のメタバース事業に関する発表は、2021年7月の「メタバース企業」宣言、同10月の高度IT人材1万人雇用発表などに続き夏以降3度目。同10月には「メタバースに関連する社名に変更する」と報じられるなど、”メタバース企業”への動きを加速させている印象だ。

同社のマーク・ザッカーバーグCEOはアナリストに対して「次の10年間で、メタバースが10億人に利用され、数十億ドルの取引が行われるようにすることが目標だ」と述べた。

今後はメタバースプロジェクトの担当部門「Reality Labs」を独立したユニットに移行。今年第4四半期からはFacebookなどのSNSアプリとは分けて財務報告を行うとした。

ザッカーバーグは「メタバースのプラットフォームを確立するためには、長い道のりが必要になる」としており、Reality Labsは今後数年間は赤字だろうと述べている。