山梨県が「NEO TOKYO PUNKS」とコラボ、NFT活用した初のユーザー参加型PR

2023/03/09

山梨県は3月8日、サイバーパンクSFをテーマとしたジェネラティブNFTプロジェクト「NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)」とコラボレーションしたPRを行うと発表した。山梨県をテーマにしたオリジナル漫画をNEO TOKYO PUNKSが制作し、舞台設定として組み込んで県の情報を発信するほか、NFT保有者にストーリーや作中のセリフを制作、投稿してもらうキャンペーンを実施する。

デジタル技術を活用した自治体の情報発信は従来、県のホームページでの発信やSNSやインフルエンサーを起用した動きが一般的だったが、一方通行の情報発信ではなく、深く地域のことを知り一緒に考えてもらうために、Web3を活用した施策に取り組むという。NFTを活用した、自治体によるユーザー参加型PRは全国で初の取り組みとのこと。

NEO TOKYO PUNKSは、日本発のジェネラティブNFTプロジェクト。メタバースが普及した50年の東京で、富裕層や権力者が支配する仮想空間「ブレインバース」から失われた東京を取り戻すというストーリー設定の下、サイバーパンクを思わせるガジェットを装着した横顔が描かれたアート作品のNFTを提供している。ブレインバースに支配された東京で命の危機に直面していた少年を救うカギとなるのは、山梨県が長年研究を進めてきた世界に誇る水素技術という設定を盛り込み、先端技術と冒険の物語が展開される。

制作された漫画はNEO TOKYO PUNKSの公式Twitterアカウントで、20日に公開予定。公開にあわせて同日から、作中のセリフをTwitterで募集する。参加者の中から抽選で30人に、イラストレーターのNIKO24氏描き下ろしの限定NFTのフリーミント権が送られる。