分散型SNS「Bluesky」がApp Storeでテスト配信、Twitter代替にも期待

2023/03/02
App Storeより

Twitterに類似した分散型SNS「Bluesky」のベータ版iOSアプリが、アプリストアのApp Storeでテスト配信されている。アプリ入手は無料で可能だが招待制で、アカウント作成には招待コードが必要。

2月中旬から配信されていたBlueskyは、Twitterの共同創業者で2021年まで最高経営責任者(CEO)を務めていたジャック・ドーシー氏が2019年末に、分散型SNSプロトコル「Authenticated Data eXperiment(ADX)」を開発するために立ち上げたTwitter主導のプロジェクトが基になっている。22年のドーシー氏のTwitter退社後に「ATプロトコル」に改称してBlueskyの開発を発表すると、48時間でウェイティングリストが3万人を超えるなど注目を集めていた。

Blueskyは画像を含む半角256文字までの短文を投稿するプラットフォームで、ユーザー同士の「フォロー」や「いいね」など、基本的な機能はTwitterを似通っている。一方で、Blueskyは分散型のため、サービスの運営が1社に依存していない。Twitterが22年に米起業家のイーロン・マスク氏に買収されて以降、サードパーティー製アプリの制限や機能の変更などが相次ぎユーザーにも動揺が広がったが、そうした不安は軽減されている。

一般ユーザーの使用には、公式サイトでウェイティングリストに登録する必要がある。Android向けアプリストアのGoogle Playでは公開されていない。

Twitterの類似アプリでは、同じく分散型のSNS「Damus」が2月1日から提供されている。短文投稿型で「投げ銭」がビットコインで行える点が注目を集めており、「Twitterに取って代わるのでは」とも評されている。Bluesky 同様にドーシー氏が支援しており、22年に行われたDamusのベースプロトコル「Nostr」の資金調達にも参加。当時24万5000ドル(約3000万円)相当の約14BTCを投資しており、Damusのローンチに際しても「オープンプロトコルのマイルストーン」とツイートしている。