「GMM」価格が急騰、MetaとTelefonicaのWeb3支援プログラムへ採択で

2023/03/01

メタバースプロジェクト「Gamium」の発行するトークン「GMM」は2月28日、前日比340%増の0.0025ドルに急騰した。同プロジェクトは27日、米Metaとスペインの通信会社Telefonica(テレフォニカ)が提供する、Web3スタートアップ支援の「メタバース・アクティベーション・プログラム」への参加を発表していた。

メタバース・アクティベーション・プログラムは、Meta とTelefonica傘下のスタートアップインキュベーター、Wayraが共同で実施し、Gamiumは支援対象の第1号に選ばれた。今後、資金提供や、Metaの持つ独自技術「Meta AI」や新型VRヘッドセット「Meta Quest Pro」へのアクセス、両社の専門家によるサポートなどが受けられるという。

Gamiumは、モバイル端末からメタバースを体験できるプラットフォームで、仮想空間で世界中のユーザーとコミュニケーションしたり遊んだりすることができる。大手暗号資産情報サイトCoinMarketCapによると、GMMの時価総額は2900万ドル(約39億3000万円)で、2022年4月に0.0106ドルの史上最高値を記録している。またGMMの取引の大半は、暗号資産取引所のKuCoin、Gate.io、Uniswapで行われている。

Telefonicaは22年、スペインの暗号資産取引所に投資し、暗号資産の購入が可能になったと明らかにしている。Metaは同年、今後のメタバースに関する計画の中心地としてスペインを選択している。メタバースサービス「Horizon Worlds」やVR会議ツール「Horizon Workrooms」などのVRプラットフォームを強化して世界初となる「MetaLab」を作り、5年間で約2000人を採用すると計画。ヨーロッパでの事業拡大の一環として、新しく高度なスキルを備えた仕事を開発し、地元の起業家やテクノロジービジネスを支援していくと述べていた。