Web3ドラマ「TOKYOCASE」クリエーターズエコノミー創出へNFT無料配布

2023/02/20

朝日放送グループホールディングスと朝日放送テレビは2月16日 、クリエーターズエコノミー創出へ、VRヘッドセッド「Meta Quest 2」のアプリ「Meta Quest TV」で配信中のVR/Web3ドラマ 「TOKYOCASE」のNFTを無料配布すると発表した。ともに映像コンテンツを制作するクリエーターを募る共創のSNSの創作活動「並行創造」も始める。優秀な作品を投稿したクリエーターには、制作を依頼、発注する可能性もあるという。

「TOKYOCASE」は、生まれながらに霊能力を持つ霊能探偵の玲見(レミ)が、カルト教団体への潜入捜査中に怨霊マガツヒに襲われ亡くなった恩師の仇を討つチャンスを窺う物語。新たな映像コンテンツ制作の一環として2022年10月から、英語版と日本語版の各2話を配信している。

「TOKYOCASE」のコンテンツを多くのクリエーターと共創するため、888枚限定で怨霊マガツヒのNFT「Magatsuhi Genesis」を公式サイト で無料配布する。NFT保有者のみアクセスできる特設Webページの開設なども予定している。

また、プロジェクト周知のため、SNSで「TOKYOCASE」の創作活動「並行創造」を実施。従来の「IP保有者」と「二次創作者」という関係ではなく「IPをシェアしながら作品を一緒に作る」を掲げて、取得したNFTを使って制作した「TOKYOCASE」に関連した作品を募る。制作した作品は、TwitterとInstagramのアカウントで指定のハッシュタグを付けて投稿すると、公式アカウントで共有する。

創作対象は、絵画、映像、物語、音楽など。キャッチコピーや独自の予告編創造など、TOKYOCASEのファンアートであれば解釈は自由。ドラマ出演者の肖像利用は禁止する。募集期間は4月15日まで。

優れた作品を制作、投稿したクリエーターには、今後作品の制作を依頼、発注する可能性があるとのこと。次回作などで、参加者の投稿作品をオフィシャル制作チームが利用する場合には、対価の支払いやクレジット表記などにも対応する。また「TOKYOCASE」のIPを利用した商品化権など、ビジネス展開の権利も許諾する。