有楽町線・副都心線7000系、NFTで復活 東京メトロが3Dモデリングデータ販売

東京メトロの鉄道車両を再現した3Dモデリングデータが、NFTとしてAdam byGMOで、1月31日から販売される。東京メトロと、空間デジタルデータや測位技術を持つホロラボの協業によるもので、2022年4月の引退まで約48年間運行された有楽町線・副都心線7000系のモデリングデータを用意した。

現存する最後の7000系を、ホロラボのレーザースキャンやフォトグラメトリの技術で3Dモデル化。快適にウェブ表示できるように加工して、NFTとして販売する。購入者には、Adam byGMOの保有者限定コンテンツとして、3Dモデリングのフルデータを見られるほか、スマホアプリでのAR機能も楽しめる。

7000系のNFTは、東京メトロバージョンと、営業運転スタート時の営団地下鉄(東京メトロの前身)バージョンの2種が登場する。東京メトロバージョンは1個2700円で、1000個販売。営団地下鉄バージョンは限定1個で、7000円から開始のオークション形式で販売される。

また1月27日(予定)からは、東京メトロ全9路線の車両をデザインしたNFTトレーディングカードの無料プレゼント企画が行われる。東京メトロ公式ツイッターに記載する、Adam byGMO内のプレゼント企画ページから、Adam byGMOの登録と抽選申し込みすると、当選者にNFTカード1枚(各車両100個、合計900個)がプレゼントされる。

東京メトロでは今後、NFTデータやアートなどの販売事業を「CRYPTO METRO(クリプトメトロ)」と名付け、同社保有のデータを歴史的価値を持つアーカイブとして将来につなげるべく、積極的に取り組む計画だ。