Brave group、Animoca Brands株式会社から3億円の資金調達

メタバース事業を手がけるBrave groupが、Animoca Brands(アニモカブランズ)株式会社(KK)から3億円の資金調達を行い、資本業務提携を行ったと1月25日に発表した。Animoca Brands KKは、香港のブロックチェーン企業Animoca Brandsの日本における戦略的子会社だ。

Animoca Brands KKは2022年8月、三菱UFJ銀行から2250万ドル(約29億円)を調達。親会社であるAnimoca Brands共同創業者のYat Siu氏は11月、日本経済新聞のインタビューに対して、10億〜20億ドル(約1300億〜2600億円)規模のメタバース特化型ファンドの創設構想を語り、日本が有望市場のひとつだとの認識を示していた

Brave groupは連続起業家の野口圭登氏が代表を務め、17年の創業以来、バーチャルミュージックプロダクション「RIOT MUSIC」や、次世代バーチャルeSportsプロジェクト「ぶいすぽっ!」などを運営するIP(知的財産)事業、自社のメタバースエンジンである「Brave Engine」を活用したプラットフォーム事業などを展開している。その他、アニメコミュニティー「MyAnimeList」や、「ビルボード」インドネシア版の「Billboard Indonesia」などとの協業を進めている。

2022年6月にはシリーズCとして、Dawn Capitalや大阪ガスなどから13.7億円を資金調達したと発表。9月にはマイナビと資本業務提携を行っており、今回までのBrave groupの累計調達額は30.4億円になる。

「日本が誇るIPが世界に進出する支援こそ、Animoca Brands株式会社の設立された理由であります。今回はBrave groupの持つビジョンに賛同し、投資をさせて頂く機会にも恵まれました。今後はBrave groupとWeb3.0戦略でしっかりと連携し、同社の世界戦略の支援をAnimoca Brandsグループとも協力しながら行っていく所存です。Animoca Brands株式会社は今後も様々な投資機会を模索し、日本におけるWeb3.0構築に尽力し、有力なIP発掘に努めて参る所存です。Brave groupのような志がある企業と出会えたことは、今後の日本での事業機会や投資機会を考える上で多くの勇気を与えて頂きました。引き続き『日本のIPを世界に!』を合言葉に、全力で日本においてAnimoca Brands株式会社として活動を積極化して行きます」

Animoca Brands KK共同創業者・岡澤恭弥氏のコメント

「今回貴重なご縁があり、Animoca Brandsとの資本業務提携を開始することになりました。『80億の、心をうちぬけ。』というミッションを掲げ、ワールドワイドに展開するグローバルカンパニーを目指すべく、IPを中心とした各事業のグローバル展開とWeb3.0活用により一層注力したいと考えておりました。そのような中で、Web3.0の世界的リーディングカンパニーであるAnimoca Brandsとの提携の機会をいただけたことを非常に光栄に思っています。Brave groupでは、ゼロからバーチャルアーティストをはじめとしたIPを創ることを得意とし、後発ながらも実績を作ってきました。今回の提携を通じてAnimoca Brandsと強固なタッグを組みながら、Web3.0のエコシステムの中で、IPをはじめとする事業のグローバル展開を加速していきたいと思っています」

Brave group代表・野口圭登氏のコメント