Astar Networkの渡辺CEOがWeb3新会社設立、シンガポールと日本に拠点
日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」を開発するStake Technologies(ステイクテクノロジーズ)の渡辺創太最高経営責任者(CEO)が1月5日、新会社のStartale Labsを設立したと発表した。シンガポールと日本に拠点を置き、Web3事業やプロダクト開発を行うという。
Astar Networkを通して2018年からパブリックブロックチェーンとその要素技術を開発、運用してきた経験を基に、マルチチェーン対応の分散型アプリケーション(dApp)やインフラ、独自プロダクトの開発。企業への研究開発(R&D)やコンサルティングを行い、アジアにおけるWeb3の推進を目指す。1 月中に日本で子会社の Startale Labs Japanを設立することも予定。国内のWeb3事業開発とコンサルティングも視野に入れている。
渡辺氏はStartale Labs設立にあたり「22年はWeb3元年といわれる年となったが、23年のテーマはマスアダプション(社会実装)になる」と表明。Web3への期待が高まり多くの企業が参入した一方で、技術を社会実装できる企業やエンジニアの数は多くないと指摘し、Startale Labsを、北米を拠点にするブロックチェーンソフトウエアのConsenSysや欧州ブロックチェーン開発のParityのような存在にすることを目指すという。
Astar NetworkはdAppsのプラットフォームで、日本初かつ日本発のパブリックブロックチェーン。イーサリアム互換のアプリケーションだけではなく、WebAssemblyに対応したアプリケーションなどを開発している。22年9月には、Stake Technologiesが開発する暗号資産「ASTR(アスター)」が暗号資産取引所「bitbank」に上場している。
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