トランプ米前大統領がNFT発売、思わせぶり発言に批判の声も
西沢 裕子
2022/12/16
米前大統領のドナルド・トランプ氏は12月15日、自身のイラストのNFTトレーディングカードのコレクションを発売すると、自身が立ち上げたSNS「Truth Social」で発表した。集めるとトランプ氏との会合や夕食ができる特典に応募ができるという。
NFTには、トランプ氏がスーパーヒーローやカウボーイ、宇宙飛行士などに変身したイラストが描かれており、ポリゴンブロックチェーン上で4万5000個を発行。うち4万4000個を、独自のNFTマーケットプレイス「Collect Trump Cards」で扱う。
各イラストの発行数は最大20個で、1つしかないものなどレア度が設定されている。100個まで購入可能で、価格は1点99ドル(約1万4000円)。
トランプ氏は2024年の米大統領選に出馬を表明している。前日の14日にはTruth Socialで「重大発表を行う」と宣言しており、選挙戦をめぐる動きを表明するのではと注目を集めていた。そのため、発表内容にはNFTの愛好家や、トランプ氏と同じ共和党の議員からも批判の声が起きている。トランプ氏は、NFT販売は政治目的ではないと明言しており、売り上げを政治資金にも使用しないと述べている。
トランプ氏をモチーフにしたNFTコレクションが発売されたことはあったが、トランプ氏自身がNFTコレクションをリリースするのは初めて。トランプ氏は大統領就任時から暗号資産に対して「価格が不安定で、資産価値の裏付けがないに等しい。犯罪行為を助長する可能性がある」と否定的な見方を示しており、NFTコレクションの発売に際し、態度の急変を指摘、批判する意見もあがっている。
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