SBIHD、Web3事業推進へジャングルXと提携 新会社設立

SBIホールディングス(HD)は11月14日、Web3事業を手がけるジャングルXと資本業務提携したと発表した。2022年中に両社の折半出資でシンガポールに共同出資会社を設立し、日本を含む東アジア地域での事業展開を予定している。

ジャングルXは、ブロックチェーン技術を基盤にしたスポーツリーグに関するビジネスモデル特許などを取得している。現代のスポーツ業界はその収益構造から、アスリートへの金銭的対価が限定されるケースも多く、現役引退後のセカンドキャリアが確実に保証されているとは言い難い。また、オリンピックなどで使用されたスタジアムの収益化や維持管理にも、問題が発生しているケースもある。

そうした課題の解消へ、NFTやトークン販売といったWeb3活用による、新たな収益モデルづくりも試みられているが、ジャングルXによると「投資・投機が主目的となり、一部の人にしか資金循環が行われていない」「主に元プロ選手の受け皿として機能することでアマチュア選手の介入の余地が少なく、ファンの参加の幅も限定的」で、根本的な解消には至っていないという。

設立予定の新会社では、ジャングルXの保有するビジネスモデル特許を活用。将来の分散型自律組織(DAO)化を想定した独自の暗号資産の発行を前提に、オリジナルコンテンツとプラットフォームを開発、運営する。プロとアマチュアの垣根を越え、リアルとデジタルの両面で進める計画で、実在の人物などにひも付けて発行されたキャラクターNFTによる育成型対戦ゲームを提供するWeb3プロジェクト「Project N」や、NFTを購入したファンが監督やコーチ権などを得てスポーツリーグやチームを運営する同「Project O」などを想定しているという。