トップコートがNFTストア、杉野遥亮の未公開写真発売 SNSアイコン使用も公認

芸能事務所のTopCoat(トップコート)が11月10日、所属アーティストのコンテンツをNFTで提供する「TopCoat NFTストア」を開設した。第1弾として、3月に発売された俳優の杉野遥亮さんの「杉野遥亮 2022年カレンダー」の未公開写真などを販売する。

NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」内にストアを開設した。TopCoatは、俳優の木村佳乃さんや中村倫也さん、佐々木希さん、杏さん、松坂桃李さん、菅田将暉さんなどが所属。これまで製作してきたコンテンツや作品などから、未公開のものや今は目にすることができなくなった素材などを見直して提供し、新たな領域でアーティストの表現の可能性を広げることを目指すという。

発売するNFTは「杉野遥亮 2022年カレンダー」の4月と10月のカットとして撮影したうちの未収録の写真から、両月1枚ずつの全2種で、計200点。価格は税込み1500円で、各商品には保有者限定コンテンツとして、別月のアザーカット5点が付与される。

また、事務所の会員制サイト「TopCoat Land」内で限定公開された杉野さんが書をしたためる企画「書道ボーイ」のメインビジュアル画像1点を、オークション形式で出品。購入者は「書道ボーイ」初回公開の映像データをダウンロードできる。同映像は19年に公開終了しており「ファン必見の貴重な映像」とのこと。

TopCoat NFTストアのページには紹介文に「TopCoat初!SNSプロフィールのアイコンに設定ができる特別なアイテム(アザーカット)です! またアイテムの画像をSNSに投稿することもできます!」と明言されている。俳優やアーティストの肖像権は従来、所属事務所などにより厳しく守られてきている。俳優の写真のアイコン使用への公認は、非常にレアな事例でもある。