メルカリ、売上金でビットコイン購入可能に 23年春

2022/11/09

フリマアプリ大手のメルカリが2023年春に、アプリ「メルカリ」から暗号資産のビットコインを購入できる機能を提供する。最短1分で手続きが完了し、「メルカリ」で得た売上金で暗号資産を購入できるという。

11月8日に行われた、グループの日本事業におけるフィンテックの位置付けと今後の取り組みを発表する事業戦略発表会「メルカリ Fintech事業戦略発表会 2022」で明らかにした。暗号資産の購入機能は、子会社で暗号資産やブロックチェーンのサービス展開を手がけるメルコインが提供。2021年4月に設立されたメルコインは、6月に暗号資産交換業者として登録されている。

「メルカリ」ですでに本人確認が完了しているユーザーは、最短1分でメルコインの暗号資産取引口座への開設申し込みが完了する。「メルカリ」で不要品を売って得た売上金を利用して、アプリ内から簡単にビットコインが購入できるようになる。対応する暗号資産は当面はビットコインのみとのこと。メルカリは「フィンテックにおける決済や与信の連携を強化するとともに、モノやお金だけでなく、信用やNFT、暗号資産などあらゆる価値が循環するエコシステムを拡大する」とコメントしている。

また、フィンテック領域の新たな取り組みとして初のクレジットカード「メルカード」の提供や常時ポイント還元のスタートも発表された。メルカードは本人確認が完了しているユーザーはアプリから最短1分で申し込みが完了し、利用時の即時通知や利用履歴の確認などもアプリ内で完結。8日から提供を始めている。

メルカリは19年から、アプリだけで本人確認ができる機能の提供をスタート。その後はスマホ決済業界で初めてマイナンバーカードでの本人確認機能を追加しており、現在では、本人確認が完了しているユーザーは1216万人まで拡大している。こうしたユーザーの存在は、今後新たに提供するフィンテックサービスの申し込みへのハードルを下げる競争優位の一つであるとメルカリは説明している。