損保ジャパンと三菱UFJ、ANA系メタバースで次世代金融サービス協業

空間イメージのため、実際の店舗とは異なる

ANAホールディングス傘下でメタバース事業を手がけるANA NEOと損害保険ジャパン、三菱UFJ銀行は11月8日、メタバース空間における新たな金融サービスで協業すると発表した。

ANA NEOが2022年度末にローンチ予定の、旅をテーマにしたメタバースプラットフォーム「ANA GranWhale」内で行う。メタバースを活用して未来のライフスタイルを企画・提案するサービスで、

(1)メタバース空間における金融機能および金融サービスの提供に向けたニーズ調査、規制・制度などの検証
(2)メタバース空間における各種データ分析、有用性などの検証
(3)金融分野以外での新たな事業機会の創出の検討

の3項目を中心に実施する。

損保ジャパンは、5月からANA NEOとともにメタバース空間における利用者や出店事業者、メタバース提供事業者のリスクヘッジに向けて実証実験を行ってきた。また三菱UFJ銀行とも10月から、同社の資産運用プラットフォーム「Money Canvas」で保険を提供している。これらの知見やサービスを組み合わせて、次世代のWeb3.0型メタバース金融サービスのあり方やサービスを検証する計画という。

その第一歩として、三菱UFJ銀行がANA GranWhaleに出店。Money Canvasの機能を活用して、利用者に金融に関する情報発信や、メタバースの特性を生かしたコンテンツを提供する予定。