デジタルガレージがWeb3研究組織「Digital Architecture Lab」設立

インターネットビジネス支援のデジタルガレージは11月4日、同社の取締役兼専務執行役員Chief Architectの伊藤穣一氏を中核にした新たな研究組織「Digital Architecture Lab(DA Lab)」を設立した。産官学の連携を通じて、スタートアップや大手企業との協業や次世代技術の研究開発、コミュニティー構築、行政改革支援などを展開する。

DA Labは、新時代を開くデジタルアーキテクチャの構築、持続可能で循環型の技術開発モデルを導入したウェルビーイングの実現、包括的、多様的、分散的なコミュニティー形成の3点を主な目的として活動する。デジタルガレージは従来、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の脳・認知科学研究から生まれた人工知能の新しいアプローチ「Probabilistic Computing」の研究を支援している。合成データを用いてプライバシーを保護しながらデータを共有、分析できる技術で、同アプローチのプロジェクトチームと共同で、集団的知性とウェルビーイングを向上させるアプリケーションの開発、提供などを行う。

また、Web3領域のテクノロジーを理解し各産業での実装を考えるワークショップの開催や、パートナー企業との技術開発やシステム開発を通じて、組織やエコシステムのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進。ブロックチェーン技術の活用で、組織の透明性や相互互換性を高める活動や、ステークホルダーの自主的な参加を促す分散型モデルを形成するための分散型自律組織(DAO)の組成、トークンエコノミーの確立も模索するという。

同日には、伊藤氏らが基調講演を行った最先端技術などに関するグローバルカンファレンス「THE NEW CONTEXT CONFERENCE」も開催。また、Web3コミュニティーの構築に向けたネットワーク拠点「Crypto Cafe & Bar」の開設や、ブロックチェーン技術を活用した次世代ビジネスを支援するプログラム「onlab web3」との連携も計画している。

DA Labのアドバイザーには、慶応義塾大学教授でデジタル庁Web3.0研究会座長の国領二郎氏、慶応義塾大学教授で内閣官房参与の村井純氏、東京芸術大学准教授アーティストのスプツニ子!氏が就任。今後順次、参画予定だという。