ゲス極が初のNFTプロジェクト 結成10周年記念し1203点提供 

2022/06/13

男女4人組の人気バンド「ゲスの極み乙女。」が、結成10周年を記念して初のNFTアートプロジェクト「Maru(丸)」を実施する。プロジェクトのために書き下ろした新しい楽曲の音楽データを含む、1203点のアート作品を提供する。

ゲス極にインスパイアされたアニメキャラクターの「Maru」をNFT化。NFTの購入者はDiscordサーバーやオンラインのライブ演奏会に参加できるほか、プレゼントなども予定されているという。

NFTのMaruは、香港を拠点にNFTプラットフォーム「Kollektion(コレクション)」を提供するKLKTNと、ロンドン在住の韓国系アーティストで、Web3.0スペースやコミュニティー文化の創造活動を行っているCentral Park氏が共同制作。6月29日午前10時から先行販売を行い、7月1日午後10時から一般販売。7月上旬にリビール(NFTを開封し、特徴やレア度を明らかにするイベント)、8月にはGiveaway (無料プレゼント)と購入者限定のオンラインリスニングパーティーを開催する。

NFT「Maru」の販売の組み分けは、ホワイトリスト当選者への販売が740点、一般販売が360点。またコラボレーションやマーケティング、アドバイザーなどへの使用に、103点がKLKTNウォレットで保管される。

ゲス極は2012年に結成。ヒップホップからクラシック、ロックまでさまざまな音楽要素を取り入れて熱狂的ファンを得ており、2015年には「NHK紅白歌合戦」に初出場している。

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KLKTNは21年7月、ライフネット生命保険の共同創業者の岩瀬大輔氏が、音楽プロデューサー兼ソングライターの Jeff Miyahara(ジェフ・ミヤハラ) 氏、Dapper Labs で Cryptokitties の開発に携わった Fabiano Soriani(ファビアーノ・ソリアーニ) 氏らと共同創業。1月には640万ドル(約7.4億円)の資金調達を行い、累計調達金額が1050万ドル(約12億円)に達している。