音楽系メタバースの「PIXELYNX」シードラウンドで約5億円調達

音楽系のメタバース構築に注力するPIXELYNXは現地時間12月7日、香港のブロックチェーン企業Animoca Brandsが主導したシードラウンドで450万ドル(約5億1000万円)を調達したと発表した。

PIXELYNXは、ミュージシャンであり技術者でもあるカナダの著名DJ、deadmau5ことJoel Zimmerman(ジョエル•ジマーマン)氏とRichie Hawtin(リッチー・ホゥティン)氏、そして音楽・ゲーム業界のベテランであるBen Turner(ベン•ターナー)氏、Dean Wilson(ディーン•ウィルソン)氏、Inder Phull(インダー•フル)氏によって設立された。

今回の投資には、Solana Ventures、Alameda Research、Alumni Ventures’ Blockchain Fund、Hyperedge Capital、Republic Realm、SevenX、Sfermionなどの投資家も参加している。

同社は2021年11月には、Nianticの「Lightship Platform」と「Augmented Reality Developer Kit(ARDK)」を活用して、PIXELYNXの新しいゲームプラットフォームのモバイルアプリ版を開発することも発表している。

2022年の発売を予定しているこのプラットフォームは、Activision、EA Sports、Epic Games、Ubisoft、Microsoftなどで活躍したゲーム業界のベテランエンジニアたちが参画、中心となって開発を行っているという。

IXELYNXのCEO兼共同設立者であるInder Phullは「PIXELYNXはアーティストたちが、コミュニティの構築や音楽のリリース、プレイ可能なNFT、先進的なブロックチェーン戦略の立ち上げに利用できる、独自の没入型の世界(メタバース)を作ることを支援する」と表明。今回のAnimoca Brandsら投資家から調達した資金は、新プラットフォームの開発費とともに、音楽とブロックチェーン、ゲームのエコシステムを連動させた仕組みづくりに活用するという。