DMMがブロックチェーンゲーム開発、来夏リリースへ

DMM.comは10月20日、ブロックチェーンゲームの開発を始めたと発表した。2023年夏ごろのリリースを予定している。ブロックチェーンゲーム開発を手がけるCryptoGameが支援し、日本発のゲーム特化型ブロックチェーンの「Oasys」を使って独自のチェーンを開発する予定という。

DMMは独自トークンを軸にしたトークン経済圏の構築を目指しており、2022年7月にはWeb3事業参入へ新会社をグループ内に設立予定だと発表している。ブロックチェーンゲームの開発は、その第1弾とのこと。CryptoGameはブロックチェーンアーキテクチャの設計や開発実装などを担当する。

採用するOasysは、DMMは7月、Web3プロジェクトの基盤チェーンとしての活用を見据え出資もしている。Oasysは独自開発のアーキテクチャーを使用し、ゲームをガス代(取引手数料)無料で高速にプレーすることが可能になる、ゲームに特化したブロックチェーンプロジェクト。トランザクション手数料と実行待ち時間のハードルをなくすことで、これまでNFTやブロックチェーンゲームに触れてこなかったIPファンにもコンテンツを届けやすくなるという。またブロックチェーンを活用したゲーム内決済や、NFTアイテムに関わるマルチチェーン対応、他ゲームとの連携も容易になる見通しとのこと。

DMMは9月には、新たなメタバースプロジェクト「Mid Mega City」の開発への着手も発表。動画配信からゲーム、FXなど幅広い事業領域を持つDMMだからこそできる「世界中の皆様に愛され、親しまれる、無限の可能性を形にできるメタバース」を目指すと明かしていた。