DMM、新たなメタバースを開発 「Mid Mega City」プロジェクト

DMM.comは9月9日、新たなメタバースプロジェクト「Mid Mega City(MMC)」を立ち上げ、開発をスタートしたと発表した。

MMCの開発スタジオヘッド兼プロデューサーには、スクウェア・エニックスやJP GAMESなどでゲームプロデュースに関わった、本橋大佐氏が就任した。開発にはEpic Games社のゲームエンジン「Unreal Engine5」を採用し、動画配信からゲーム、FXなど他業種展開をするDMMならではの「世界中の皆様に愛され、親しまれる、無限の可能性を形にできるメタバース」を目指すという。

DMMは3月、VRメタバースサービス「DMM Connect Chat」を正式リリース。インタラクティブな3Dデジタルコンテンツのハブとして、VTuberやボーカロイドなどによるVRライブの開催のほか、トークショーや展示会、ファンミーティング、パブリックビューイングなどをはじめとするイベントの開催が可能なプラットフォームになるといった構想を掲げていたが、8月にサービス終了していた。

終了発表直後、DMMの亀山敬司会長は、ツイッターで「チームを再編して、新たなメタバースに挑戦するから、待っててね!」と投稿していた。なお、今回の発表文では、MMCを「完全新規かつオリジナルのメタバース」だと説明している。

DMMは7月、Web3事業を推進する新会社を、グループ内に設立予定だと発表している。独自トークンを軸にした経済圏の構築を目指し、2023年春ごろのGameFiリリースに向けた開発をはじめ、DMMビットコインとの連携などにも意欲を見せている。