The Sandbox、伝説のスケートボーダーと提携して「世界最大の仮想スケートパーク」を建設

香港のブロックチェーン企業Animoca Brands傘下の人気NFTゲーム「The Sandbox」は7月13日、伝説的なスケートボーダーであるトニー・ホーク氏と提携し、The Sandboxに世界最大の「仮想スケートパーク」を建設すると発表した。

ホーク氏も、457万人のフォロワーがいるTwitterアカウントで、自分自身の3Dアバターがスケートパークでプレーする動画を投稿し、「メタバースに最大のスケートパークを創り出すのを手伝うよ」とつぶやいた。

ホーク氏は、12年連続でスケートボードの世界チャンピオンに輝いた実績をもつ伝説的なアスリート。1999年のX Gamesで最難関の技の一つとされる「トリック900」を初めて成功させるなど多くの偉業を達成し、スケートボード殿堂の初代メンバーに選ばれた。現在は起業家や慈善事業家としても活動し、公共のスケートパークを建設する事業に取り組んでいる。

ゲームに登場するホーク氏のアバターNFTは、米国のNFTプラットフォームAutographが制作する。ホーク氏を象徴するスケートボードや装備などもNFTにして、他のメタバースと相互運用できるようにするという。

The SandboxのCOO兼共同創業者のセバスチャン・ボルジェ氏はプレスリリースの中で、イノベーションや創造性への情熱をホーク氏と共有しているとしたうえで、「スケートボードというスポーツとライフスタイルの黎明期から現在、そして未来へと続く偉大なスケートボーダーの例に倣うこと以上に、The Sandboxにスケートボード文化をもたらす方法はないだろう」とコメントしている。

一方、ホーク氏は「最初のテレビゲームやCGI機能を持つ家庭用コンピュータなど、常に新しい技術のファンだったので、メタバースに魅了されている。The Sandboxのバーチャルな風景に、我々の文化を持ち込むことに興奮している」と語っている。