double jump.tokyoが30億円調達、ブロックチェーンゲーム開発などへ充当

ブロックチェーン技術を⽤いたNFT事業⽀援を行うdouble jump.tokyo(ダブルジャンプトーキョー)は4月27日、ベンチャーキャピタル(VC)の電通ベンチャーズなどから、総額約30億円を資金調達すると発表した。調達した資金はブロックチェーンゲームの開発や支援、それに伴う人材や組織体制の強化に充てる。

double jump.tokyoはNFTやブロックチェーンゲームの専業開発会社として2018年4⽉に設⽴。人気ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」「BRAVE FRONTIER HEROES(ブレイブフロンティアヒーローズ)」「My Crypto Saga(マイクリプトサーガ)」などの開発や、⼤⼿コンテンツホルダー向けにNFT発⾏や販売、ゲームとメタバース連携を⽀援するNFT事業サービス「NFTPLUS」などを提供している。

資金調達により、パートナー企業と協業したIPを活用したブロックチェーンゲームの共同開発や、その基盤となるプロダクト、提携企業や分散型自律組織(DAO)プロジェクトに投資し、事業拡大を目指す。また人材や組織体制の強化のため、国内外での採用活動を強化するという。

double jump.tokyoの代表取締役で最高経営責任者(CEO)の 上野広伸氏は「黎明期からブロックチェーンゲームやIPを活用したNFTコンテンツで、地道に実績を積み重ねてきたことへの評価と期待の表れと受け止めている」と述べている。

double jump.tokyoは3月、⽇本発のパブリックブロックチェーンAstar Networkとのパートナーシップを締結。⽇本のコンテンツを⽇本発のチェーンにのせてグローバルに展開させるNFTビジネス展開を目指すために協業すると発表している。また2021年には、大手ゲームメーカーのスクウェア・エニックスと共同で、同社のNFT事業本格参入を見越した実証実験であるNFTデジタルカード「資産性ミリオンアーサー」をリリース。資産性ミリオンアーサーは発売後、相次いで完売している。