mixiで流行した「サンシャイン牧場」が遊んで稼げるNFTゲームに

2022/04/15

2009年にSNS「mixi」で流行したゲーム「サンシャイン牧場」が、ブロックチェーンゲーム「サンシャイン牧場 – NFT(仮称)」でリリースされる。ファーミング型のブロックチェーンゲームは国内初という。

NFT化権を取得したブロックチェーン開発会社のHashPaletteが4月14日に発表した。同社のブロックチェーンゲームスタジオ部門である「HashGames」がサンシャイン牧場のNFT化権を取得。HashPaletteが開発するブロックチェーン「パレットチェーン」上のサービスとして展開する。

サンシャイン牧場はユーザーが自分の牧場で農作物や家畜を育てて牧場を成長させるゲーム。NFT版では、農作物や家畜、土地などがNFTになる。自身の牧場を管理することでトークンを稼ぐことができる「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」形式で、ユーザー同士で育てた農作物や家畜の生産物を交換して、牧場を更に発展させることができる仕様になるという。

NFTの販売はHashPaletteのNFTマーケットプレイス「PLT Place」で行う。

リリース開始時期などは後日公式Twitterで発表する。HashPortの代表取締役で吉田世博最高経営責任者(CEO)は「日本初のPlay to Earn牧場ゲームとして、多くの新しい取り組みを行っていけたらと考えている。昨今は『ETH Flower』に代表される外部データとNFTの連動が注目を集めており、牧場という仮想世界を現実世界のイベントと連動させる設計を構想している。また、ブロックチェーンの特性を生かし、パレットチェーン上のゲームタイトルとの連携にも取り込んでいく」と意気込みを述べている。

HashPortは21年11月、凸版印刷やKDDI、NTTドコモ、ディーカレットとともに、NFT領域におけるデジタル通貨の利用について検討と実証実験を行い、デジタル通貨決済の普及に向けた課題の特定や解決策の提案を行う「デジタル通貨フォーラムNFT分科会」の設立に参加している。また、人気アイドルグループSKE48のNFTトレカの発行・販売を行うcoinbook(コインブック)と業務提携し、coinbookの運営する「NFTex」の開発をサポートや、音楽・アニメ領域を中心するエンターテイメントコンテンツのNFT化を共同で行っている。