【速報】Animoca Brands と子会社、モータースポーツゲームのFormula DRIFTと提携

香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)と子会社であるGrease Monkey Games(グリース・モンキー・ゲームズ)は4月14日、モータースポーツのFormula DRIFTの北米と、日本事業における提携を発表した。メタバースをテーマに、Grease Monkey Gamesの新しいブロックチェーンモータースポーツゲーム「Torque Drift2」に取り組んでいくという。

Grease Monkey Gamesはモータースポーツゲームの開発企業で、2013年に設立。トヨタ自動車や日産自動車、ホンダ、米フォード、独BMWなど世界中の自動車メーカーとライセンス提携しており、モータースポーツイベントの開催も行っている。14年からはオリジナルIPゲームゲーム「Torque Drift」などの開発に注力することでも知られる。

Torque Drift2は「Torque Drift」シリーズの新作。Animoca Brandsが提供するブロックチェーンカーレースゲーム「REVV Motorsport」と同様に、NFTを使用してプレーし「Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)」機能も搭載。NFTはユーザー間での二次取引も可能にするという。Formula DRIFTの共同創設者で社長のRyan Sage氏は「私たちは常に新しい技術を取り入れるよう努力している。Torque Drift2はゲームとNFTの側面を持ち、スポーツとファンにとって興味深い機会を与えてくれるだろう」とコメントしている。

Animoca Brandsは12日、ゲームやライブストリーミング関連のマルチプラットフォームメディア企業のEngine Gaming &Mediaから、フランスのゲーム開発企業で多数のレーシングゲームを手がけているEden Gamesを買収。REVV Motorsportの新規タイトルの開発や、22年3月に運営を終了した「F1® Delta Time」に代わる新しいゲームなどを開発する予定。また13日には、オンラインゲーム開発会社のDarewise Entertainmentの買収も発表。ゲーム開発やブロックチェーン技術、Play-to-Earn機能の技術などを共有し、Darewise EntertainmentのWeb3.0開発などを支援する見込みだ。