ゲーム市場の最新動向分析「グローバルゲーム マーケットレポート2021」発売

2022/03/10

KADOKAWA グループのメディア総合研究所である角川アスキー総合研究所は3月9日、ゲームビジネスの世界動向を調査したデータ年鑑「グローバルゲーム マーケットレポート2021」を発売した。膨大なデータによる精度の高い情報分析によりゲームビジネス業界におけるデファクトスタンダードとして世界的な評価を得ている、海外ゲーム市場の調査会社Newzoo International B.V.が発行する「Global Games Market Report」の最新の日本語翻訳版。

調査は、北米や西欧、東アジアといった主要エリアだけでなく、東南アジアや中南米、東欧、中東アフリカなどのゲーム新興国も対象に、世界におけるゲーム収益の90%以上を占める33の国と地域で実施。「グローバルゲーム マーケットレポート2021」によると、2021年の世界ゲーム市場は、 前年からの巣ごもり景気の反動やAAAタイトルの開発遅れなど“微減”となる要素もあったが、モバイルゲーム市場の世界的な拡大が大きく影響し前年比1.4%増の1803億ドルとなる見込みという。ゲームユーザー数も伸び、前年比5.3%増の29.6億人と推測される。今後も堅調な推移を続けると分析され、23年には世界ゲーム市場は2065億ドルに到達するとのこと。

同年鑑では、ゲームの延長線としても注目を集めるメタバースやVR、AppleのIDFA規制によるデジタル広告への影響にも言及。モバイルゲームにおける収益モデルの変化やパソコンゲーム、家庭用ゲームなど、各セグメントのビジネスのトレンドから今後の展望を予測している。

「グローバルゲーム マーケットレポート2021」購入者には、四半期ごとのアップデート情報を配信。変化の過渡期にあるゲームビジネスに対応できるよう、市場の変化の細かい数値データやトピックスなども提供するという。価格は税込み82万5000 円。Excelデータセットが付属につく。

【編集注・】
※本リリースのデータを引用される場合は、必ず出典元である「グローバルゲームマーケットレポート2021」の明記をお願いしますとのこと