NFTスタートアップのImmutableが約230億円調達、ユニコーン入り

2022/03/08
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NFTスタートアップのImmutable社は3月8日、2億ドル(約230億円)を調達したと発表した。企業評価額は25億ドル(約2885億円)に達し、ユニコーン企業入りした。

シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスが主導し、香港を中心に事業を展開するWeb3.0企業Animoca Brands(アニモカブランズ)や、中国の大手ネットサービス騰訊控股(テンセント)などが参加した。調達した資金はグローバル展開や新規採用などに充てられる。Immutableは今後1年間でチームを大幅に拡大し、200人の社員を雇用する予定だという。

Immutableは、NFTとゲームのためのプラットフォーム「Immutable X」を開発、運営している。Immutable Xはイーサリアム上で展開されているが、Immutable Xでの取引はイーサリアムのメインネットでの取引よりも安価かつ環境にも優しいため、米ゲーム小売り大手のGameStopが2022年後半に立ち上げ予定のNFTマーケットプレイスのプラットフォームとして採用される予定。イーサリアムのビデオゲーム用にデザインされたキャラクターや武器、衣装などをNFTアイテム化するという。またImmutableとGameStopはNFTクリエーターや技術者を助成する最大1億ドル(約114億円)のファンドも創設している。

動画投稿アプリの「TikTok(ティックトック)」も21年に、クリエーターにフォーカスしたNFTのためにImmutable Xを活用。大手NFTマーケットプレイスOpenSeaなども、Immutable Xを使ってアプリを構築している。またNFTゲーム「The Sandbox」を傘下に持つAnimoca Brandsも、Immutable Xのネットワークを活用する予定だという。

Immutableは独自NFT ゲームの開発やパブリッシングも行っており、対戦型のブロックチェーンゲーム「Gods Unchained」などをリリース。今後も、モバイルアクションゲーム「Guild of Guardians」を発表する予定という。

Immutableは21年9月に6000万ドル(約69億円)、19年9月に1500万ドル(約17億円)を調達している。NFT関連企業では、1月に米プロフットボールNFLバッカニアーズのスター、トム・ブレイディ選手が共同創業したNFTプラットフォームのAutographが1億7000万ドル(約193億5000万円)、人気NFT収集プロジェクトPixel Vaultが2月に、1億ドル(約114億円)の大型資金調達をしている。