Animoca Brands、メタバースゲーム「Star Atlas」 の宇宙船NFT3億円超を購入

2021/12/24

2620年の宇宙を舞台にしたメタバースゲーム「Star Atlas(スターアトラス)」は12月23日、香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)が宇宙船NFTを300万ドル(約3億4000万円)相当購入することを約束したと発表した。

Star Atlasは、宇宙空間を舞台に宇宙船や資材などのNFTを巡る競争が展開されるゲームで、ブロックチェーン、リアルタイムグラフィックス、分散型金融技術などを融合した次世代ゲームメタバース。本格実装は2022年初めに予定しており、12月16日にミニゲームをリリースしている。Animoca Brandsによる購入は、ミニゲームリリース前のアイテムセール期間によるもので、この期間内での収益はすべて、Star Atlasのメタバース開発を進めるために使用される予定。

スターアトラスの共同設立者であるMichael Wagner CEOは「Animoca Brandsとのパートナーシップによりプレーヤーの現実での生活にインパクトを与える機会を持つメタバースを作り、『Play-to-Earn(遊んで稼ぐ)』形式におけるリーダーとなることを望んでいる」とコメント。また、Animoca Brandsの共同創設者であるYat Siu氏は「このリアルな宇宙船のメタバースが動き出すときに、有望なゲーム内経済を活用しながら、当社の製品やパートナー、投資先の他の企業とのコラボレーションと相乗効果が進むことを楽しみにしている」と述べている。

Animoca Brandsは12月上旬、暗号資産のBinance(バイナンス)と2億ドル(約230億円)規模のブロックチェーンゲームプロジェクト支援ファンド立ち上げを発表。また人気NFT「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」と提携してブロックチェーンゲームを制作する方針も打ち出している。