スクエニ、新NFTゲーム「SYMBIOGENESI」にポリゴンチェーン採用

2023/02/16

スクウェア・エニックスは2月16日、今春リリース予定のNFTゲーム「SYMBIOGENESIS(シンビオジェネシス)」で、NFTコレクティブルアートにイーサリアム、ゲームユーティリティーにはポリゴンブロックチェーンを採用すると発表した。SYMBIOGENESISはスクエニの新規IPによる初のNFTコレクティブルアートプロジェクト。

2022年11月にSymbiogenesisのリリースを発表した際は、イーサリアムチェーンの使用予定を明かしていた。データ処理の速さや手数料の安さを考慮し、サイドチェーンのポリゴンへ変更したという。

Symbiogenesisは、荒廃したハイファンタジー世界で「独占と分配」をテーマに設計されたミッションを通じて世界の秘密に迫る無料の謎解きブラウザゲームで、ミッションの達成やNFTの保有、交換で多彩な物語が展開する。ドラゴンやモンスターなどのNFTはすでに一部公開されているが、約1万のキャラクターNFTを提供予定とのこと。キャラクターNFTを持っていなくてもプレーできるが、 NFT保有者は他プレーヤーとストーリー情報を共有する「レプリカNFT」を作成できるという。

スクエニはブロックチェーンエンタテインメントへの注力を表明しており、松田洋祐代表取締役社長は23年の年頭所感で、同作以外にも年内に複数タイトルを公表すべく準備を進めていると述べている。また、人気タイトル「ファイナルファンタジーVII」で、NFTで保有証明できるコレクターグッズを順次発売予定

22年2月にはブロックチェーンエンタテインメント領域の推進施策として「ブロックチェーン・エンタテインメント事業部」を新設しているほか、香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)や同社傘下のNFTゲーム「The Sandbox」、クラウドゲームソリューションなどを手がけるUbitusへも出資。The Sandboxに所有する仮想の土地「LAND」では、ロールプレイングゲーム(RPG)「Dungeon Siege(ダンジョン シージ)」の世界観を再現したエリアも展開している。