東映アニメが初のNFT対応IPプロジェクト「電殿神伝」リリース

2023/02/07

大手アニメ制作会社の東映アニメーションは2月3日、東京とニューヨークを拠点にしたクリエーティブテクノロジースタジオのStrataと協業し、NFTプロジェクト「電殿神伝-DenDekaDen-(でんでかでん)」をリリースすると発表した。東映アニメがNFTを活用した新規のIPプロジェクトを提供するのは初とのこと。

「電殿神伝――」は京都を舞台に、7人のキャラクターが精霊から神へと進化していく内容のゲーム。Twitterアカウントのキャラクターたちをフォロワーが応援したり反応したりすると力を得ていくほか、ユーザー同士のコミュニケーションなどの協力でもキャラクターが成長するという。

Strataが現在開発中の新しいメタバース基盤プラットフォーム「バウンス」の最初のフランチャイズとして提供する。次のイベント展開などは、桜の季節に合わせた2023年の早春に京都で発表予定とのこと。東映アニメは「ブロックチェーン技術を生かした物語の創造とともに、短期的なビジネスではなく長期的な目線でグローバルで愛されるキャラクターの創出を目指す」と述べている。

東映アニメは22年1月、NFTアートのアニメ化プロジェクトを立ち上げている。日本の小学生のZombie Zoo Keeper(ゾンビ・ズー・キーパー)が夏休みの自由研究で始めたNFTアートコレクション「Zombie Zoo」を原案にしたアニメプロジェクトで、Zombie Zoo Keeperは経済誌Forbes JAPANが選ぶ「今年の顔100人」である「2021 Forbes JAPAN 100」にも選出されている。