ブロックチェーンゲームを手軽に遊べる環境整備へ DEAが法定通貨決済に対応

2023/01/30

GameFiプラットフォーム事業を手がけるDigital Entertainment Asset Pte. Ltd. (DEA)が、発行する暗号資産DEAPcoin(DEP)の決済に法定通貨を導入した。運営するNFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」の決済は従来、DEPのみ対応だったが、PayPalやクレジットカード、デビットカードによる法定通貨でのNFT購入ができるようになる。

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NFTの購入には現状、暗号資産が用いられる場合が多いが、不慣れなユーザーにとってはNFT購入を阻む心理的な大きなハードルになっている。DEAによるとそのハードルがブロックチェーンゲームの普及を妨げている面があり、法定通貨の決済に対応することで、初めてブロックチェーンゲームに触れるユーザーでも手軽に遊べる環境の整備を目指すという。

まずはPlayMining NFTの「OFFICIAL STORE」(一次取引)での購入で対応する。二次取引の「USERS」での購入は引き続き、DEPでの決済のみとのこと。今後は、人気オンラインゲーム「JobTribes」をはじめとする自社運営の各ゲームでも法定通貨での決済が利用可能になる予定。

決済導入などを記念した企画「DEP感謝祭」を2月8日まで開催中で、PlayMining NFTのOFFICIAL STOREからPayPal、クレジットカード、デビットカードの法定通貨決済でNFTを購入したユーザーに購入DEP価格の30%相当のDEPや、対象者から抽選で50人に最大10万DEPをプレゼントする。JobTribesのNFTの特別セールなども行う。

またDEAは、11日に業務提携を発表していたインターネット広告事業などを手がけるイオレと、Web3事業の共同推進に向けた戦略的パートナーシップも締結した。イオレはこれまでもDEAの運営するゲーム内で使用するNFTやアイテムの販売代理業や、JobTribesのギルド運営事業を担っていたが、NFTゲームの日本国内のマーケティングで協業する。

イオレは、パソコンやスマートフォン向けの無料グループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」などを提供している。「らくらく連絡網」内コンテンツとしてNFTゲームコーナーを常設し、ユーザーへGameFiに関しての認知・理解を促すことで、暗号資産やNFTに対してのリテラシーの醸成も目指す。