渋谷を空中飛行、東急などがVR×現実のプロジェクト

東急と東京・渋谷の複合施設「渋谷キャスト」は12月12日、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)、現実世界の3領域にまたがったプロジェクト「トリプルキャスト」を立ち上げたと発表した。第1弾として同日から2023年2月26日まで、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上でバーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」を開催している。

エアレース渋谷は、バーチャルの渋谷キャストを舞台に、空中飛行できる球体型のマシンに乗り込むレースゲームで、タイムアタックで4人同時にプレーできる。コースは、3D点群データをもとに再現した渋谷キャストを起点に、国土交通省が主導する3D都市モデル「Project PLATEAU(プラトー)」を用いて再現した渋谷の街並みをめぐる。

VR体験コンテンツに加えて、23年1月下旬から、実際の渋谷キャスト ガーデン(広場)にエアレース渋谷の世界を再現したフォトスポットを設置したり、現実の広場で「エアレース」を開催しているような臨場感を味わえるARコンテンツを用意したりなど、バーチャルとリアルの両方から企画を行う。

参加費は無料。デスクトップVRのみに対応し、Meta Quest2などスタンドアローン型には非対応。VRChatの「ワールドの検索」から「Air Race Shibuya」を検索して入室する。