The SandboxがLINEスタジオと提携、専用エリアでゲーム体験提供

2022/11/11

香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)傘下のNFTゲーム「The Sandbox」は11月10日、LINE傘下のゲーム開発企業LINE Studioとの提携を発表した。The Sandbox内にLINE Studioをテーマにした専用エリアを設置し、ゲーム体験提供やプロモーションを実施する。

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LINE Studioは、「LINE レンジャー」「LINE マジックコイン」「LINE Chef」「LINE バブル」「LINE バブル2」など、LINEが提供する幅広いジャンルの人気ゲームの開発を手がけている。提携により、LINE StudioはThe Sandbox内の韓国コンテンツの専用スペース「K-verse」内に、LINE Studioをテーマにしたエリアを構築。訪れたユーザーは「LINE レンジャー」や「LINE CHEF」などのゲームを体験できるという。

また、LINE Studioのゲームを活用したNFT制作なども、The Sandboxと協業する予定だ。The Sandbox Koreaの最高経営責任者(CEO)であるCindy Lee氏は「提携により、ユーザーがグローバルに愛されるLINE Studioのゲームやキャラクターとメタバースで出会うことができる新しい機会を提供する」とコメント。LINE StudioのCEO、Jeongweon Lee氏も「The Sandboxとともに、既存のゲームプラットフォームを超えたメタバースで多様なコンテンツを持つゲームの新しい楽しみ方を提供したい」と話している。

LINEは、傘下の暗号資産やブロックチェーン関連会社のLINE Xenesisが8月、歩いたり走ったりすることでトークンを稼ぐことができるスマホアプリゲーム「STEPN(ステップン)」を運営するFind Satoshi Lab Limited (Find Satoshi)と、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上でのSTEPN開発に向けた覚書きを締結。STEPNの日本ローカライズに向けた、技術面とビジネス面で協力すると発表している。また4月からは、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を運営している。