アディダスジャパンが初のNFT「Into The Metaverse」発売 12月18日から

Adidas Originals(アディダス オリジナルス・以下adidas) は日本時間16日に、ブランド初のNFTコレクション「Into The Metaverse」を発表した。 NFTアーティストとして知られるBored Ape Yacht Club、Gmoney、Punks Comicのチームらとパートナーシップを組んでメタバースに本格参入する。

これに伴い、アディダス ジャパンも、デジタルとフィジカル(現実)のプロダクトの権利を得られる限定NFTコレクション「Into the Metaverse」を12月17日(日本時間12月18日)に発売する。NFTの購入者はadidas Originalsが購入者向けに提供する体験のほか、NFTゲーム「The Sandbox」やその他プラットフォームで使用できるバーチャルウェアラブル、それと同デザインの実際のプロダクトを手にすることができるという。

NFTは同社のウェブサイトを通じて、0.2ETH(約9万円)で販売される。詳細はアディダスジャパンの公式サイトとアプリ「CONFIRMED」で発表される。

NFTの購入者は、デジタルとフィジカル両方の製品を手に入れたり、体験をしたりすることができる。当初、物理的な商品は、NFTアーティストのインディゴが着用したトラックスーツ、ブロックチェーンのアドレスが書かれたパーカー、オレンジ色のニット帽などが用意される見込み。

adidas Originalsのマーケティング・コミュニケーション部門ヴァイスプレジデントのErika Wykes-Sneyd氏は、今回の取り組みについて 「オリジナリティの新時代を定義するアイデアを称えるという、当社が掲げる目標の一環として、クリエイティビティの最前線を体現するメタバースの世界に踏み出した。これは当社にとって当然のステップだ。なぜなら、本当の意味で(メタバースは)無限の可能性が広がる手つかずの世界であり、誰もがもっとも独創的なアイデアを表現し、それに報いることができるからだ」とコメント。

今回のNFTコラボレーターの1人であるgmoneyは「adidas Originalsのようなカルチャーへ影響力を持つブランドが、NFTコミュニティと密接に手を取り合ってコラボレーションするのを見るのはとても新鮮だった。adidasは暗号資産やメタバース、NFTの各分野について最適なパートナーを迎え入れ、初期段階から彼らの意見に耳を傾けてくれた」と話している。

2022年には、adidasNFT所有者向けに、デジタルおよびフィジカルで着用可能なウェアラブル製品も提供する予定。