日本郵便、資本・業務提携するRakuten NFTで切手原画のNFT発売
西沢 裕子
2022/10/03
日本郵政グループの日本郵便は、切手原画を題材にした NFT アートを販売する。楽天グループが運営するNFTマーケットプレイス「Rakuten NFT」で10月3日から。
日本郵便はかねてNFTやメタバースの活用を検討しており、切手原画のNFT発売はその第1弾とのこと。「動物」「花」「景色」の3シリーズを発売し、動物シリーズは2 ~50円切手のエゾユキウサギ、ニホンザル、トキ、ニホンジカ、ニホンカモシカの5種類、花シリーズは63~140円切手のソメイヨシノ、ウメ、スミレ、サクラソウ、フジ、ヤマブキ の6種類、景色シリーズは210~500円切手の西表石垣国立公園の海中のサンゴ、尾瀬国立公園の尾瀬ヶ原と至仏山、瀬戸内海国立公園の瀬戸内の島々、十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流の4種類を用意。購入すると、各シリーズのうちランダムで2種類が選ばれる。
販売数は動物シリーズが100パック、花シリーズが120パック、景色シリーズが80パック。価格はすべて税込み2980円。
日本郵政グループは2021年に楽天グループと資本・業務提携を結んでいる。Rakuten NFTはスポーツや音楽、アニメなどさまざまな分野のNFTの購入や個人間での売買ができ、決済には楽天IDを使用できるため、登録されたクレジットカードや楽天ポイントを利用することができる。9月には、今秋より暗号資産での決済にも対応すると発表している。
購入した NFT アートは、Rakuten NFTのマイページでのコレクションのほか、二次流通もできる。日本郵政グループは「楽天グループとの双方の強みや特色を生かした取り組み」とコメントしている。
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