【NY発】米ホワイトハウスの関連団体がNFTに進出

2022/08/29
Linda Dounia RebeizによるオリジナルNFTアートワーク

歴史やカルチャーのNFTマーケットプレースを提供するIconic Moments は25日、米大統領府につながるホワイトハウス歴史協会 (WHHA) と提携して限定版 NFT を作成したと発表した。WHHA が NFTを開発し進出するのは初めて。

最初の作品は、デジタル・アーティストであるLinda Dounia Rebeiz によって今回、オリジナルNFTアートとして作成されたSparrows Do Not Fear the Sun (スズメは太陽を恐れない)」というタイトル。作品は、PROOF Collective の Grails II コレクションに収められる。

同作品はW H H Aが黒人女性アーティストとして初の芸術作品として取得した、Alma Thomas(1891~1978)の手による。複数の鮮やかな色彩を使った同心円など抽象的な画風が特徴。2015年に、オバマ大統領(当時)のファーストレディ、ミシェル・オバマ夫人が取得を発表。オールドファミリー・ダイニング・ルームというホワイトハウス内の部屋に掲げられた。Thomasが作品を創造したのは1966年、74歳の時だった。

WHHAのシニア・バイス・プレジデント、Colleen Shoganは、こう述べた。

「作品は、トーマスによる見事な芸術作品のストーリーを表現し、伝えています。同時に、レベイズのデジタル的な解釈を通じて、現代に生きる黒人女性アーティストらの作品の認知を広げ、支援していくものです」

Iconic Moments の創設者兼 CEO である Chris Cummings 氏は「世界中の人々が美術館、文化、芸術を体験する方法を変えるための出発点です」とコメントした。

WHHAは1961年、当時のJ・F・ケネディ大統領のファーストレディー、ジャクリーン夫人の尽力で、ホワイトハウスの歴史を保存するために設立された非営利法人(NPO)。ホワイトハウスは、現在の政権の中枢であり、公邸・私邸でもあり、NFTの分野に進出するのは極めて稀とされる。