香取慎吾のNFTチャリティプロジェクト、3900万円をパラスポーツ団体に寄付

元「SMAP」でタレントの香取慎吾さんが8月23日、公益法人日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)の「香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト」寄付贈呈式に出席した。

このチャリティプロジェクトは、香取さんが2015年に「i enjoy !」をテーマとして、パラサポ事務局のオフィスエントランスに描いた壁画を、NFTアートとしてプロジェクト参加者(寄付者)に付与するという企画。2021年9月に1点3900円で募集すると、1万点限定のNFTアートがわずか1日で「完売」し、あわせて3900万円の寄付金が集まった。

寄付金は、パラスポを通して、国際パラリンピック委員会に約10万ユーロ(日本円で約1400万円)、東京2020と北京2022冬季のパラリンピックに参加した正式競技団体のうち申請のあった競技団体に約2500万円が贈られ、国内外のパラスポーツ振興に役立てられる。

寄付贈呈式に際して、香取さんは次のコメントを表明した。

「2021年に行われた東京2020パラリンピックから1年。東京パラリンピックにはたくさんの笑顔と感動をもらいました。東京パラリンピックは終わりではなく、はじまりだと僕は思っています。僕が描いた壁画がきっかけとなり、1万人の方々がパラスポーツを応援する気持ちを寄付という形で賛同いただきました。とても感謝しています。

2年後には、パリ2024大会も迫っています。僕はパラリンピック、パラスポーツにたくさんの新しい気持ち、感動、笑顔をもらいました。これからも、ひとりでも多くの方に一緒に応援してもらいたい、パラスポーツを楽しんでもらいたいなという気持ちでいっぱいです」