アンソニー・ホプキンスが演じた役モチーフのNFTシリーズ お気に入りはレクター博士

2022/08/19
Eternal Collection

アカデミー賞受賞俳優で、SNSではアーティストとしての非凡な才能も披露しているアンソニー・ホプキンスが、NFTシリーズ「Eternal Collection」の提供を9月16日から始める。現在84歳のホプキンスは「私はおそらく、NFTコニュニティーで最年長。メタバースでは、年齢を問わずすべてが可能になる」とコメントしている。

Eternal Collectionは、Web3企業のOrange Cometと提携して提供する。ホプキンスの代表作「羊たちの沈黙」など、これまで出演してきた映画で演じた10のキャラクターを概念化。ホプキンスの顔をリアルなデジタルレンダリングで表現した30~45秒のアニメーションで、「英雄」「反逆者」「魔術師」「賢者」「支配者」「探検家」「恋人」「創造者」「与える者」「道化師」のアーキタイプに基づき、ホプキンスの画家としての側面を取り入れたデザインになっている。

各アーキタイプにそれぞれ100種類のバリエーションを用意。1000個のNFTを、大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaで発売する。購入者には抽選で、Discord 経由でホプキンスとマンツーマンでコミュニケーションできるイベントやホプキンスが署名した NFT アートの額入りプリント、サイン入り本、ホプキンスがOrange Cometのチームとのミーティングでアーキタイプについて話した音声クリップなどの特典が付く。また、10種類のアニメーションを1つの作品に編集した「1 of 1 NFT」をオークション販売し、収益の一部はホプキンスが選んだチャリティー団体に寄付する予定とのこと。

ホプキンスはEternal Collection発売にあたり「NFTは、芸術を創造するための白紙のキャンバス」とコメント。NFTに関心をいだいたきっかけは、2021年に制作された主演スリラー映画「Zero Contact(原題)」がNFTエンターテインメント配信プラットフォーム「Vuele」によって、長編映画初のNFTとしてリリースされたことによるという。6月には自身がNFTに興味があるとツイートしており、実際にNFT クリエーターのNyla HayesやBrendan Murphy、Danny Coleの作品購入に至ったという。

Eternal Collectionのうち、ホプキンス自身がもっとも気に入っているアーキタイプは「反逆者」とのこと。「反逆者」は、「羊たちの沈黙」でホプキンスが演じたハンニバル・レクター博士からインスピレーションを受けている。