写真家の武藤裕也氏がNFT写真展「Tokyo in 2020」 コロナ禍の東京を記録

2022/02/24

写真家の武藤裕也氏は2月23日からNFT写真展「Tokyo in 2020」をメタバース上のギャラリーで開催している。8月8日まで。

2021年の夏に、新型コロナウイルス禍のさなかの東京を、コンパクトカメラの「オリンパス μ」、フィルムは「ILFORD DELTA 3200」で記録した。独自コントラクト「ERC721」でNFT化した写真58点を、メタバース上の仮想ギャラリーで展示。「ブロックチェーン上に刻むことで生まれる意味や新たな価値観への問いかけとする」として、その強度を高める手段としてNFT化された写真を「Burn」してその保有権を破棄すると、ネガフィルム原版を手にすることができるとした。

展示されたNFT作品は、NFTマーケットプレイスOpenSeaで販売予定。

武藤氏は「2021年夏の東京で過ごした日々を記録した。コロナ禍のさなか、様々な事象に翻弄されるままに過ごす私たち。事象へ近づく実験的手段として、使い慣れた一眼レフカメラではなく、シャッターボタンを押すのみ、設定のできないコンパクトカメラを使用した」「現像液はその日の最高気温に設定した。自らも縛りのある環境において写真(の撮影)行為をする。東京に時を同じくして過ごした私たちに共通した記憶と私的な記憶、そのつかみどころのなさを、事象に近づくための符号と個人的な記録を掛け合わせて浮かび上がらせた」とコメントしている。

武藤氏は1978年生まれ。自動車設計・開発業務から30歳で写真家へ転身し、自然写真や心象写真の撮影を主に手がけている。