手塚治虫作品のNFTプロジェクト新シリーズ「火の鳥」「ブラックジャック」を発売

手塚プロダクション初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」シリーズが、第2弾の「火の鳥」と第3弾の「ブラックジャック」のデジタルアートNFTを1月24日から発売される。

同プロジェクトは、「漫画の神様」と呼ばれた手塚治虫氏が生涯に描いた膨大な漫画原稿を使用したデジタルアートNFTシリーズ。手塚氏の代表作品を題材に「モザイクアートNFT」「ジェネレーティブアートNFT」の2形態で展開する。

モザイクアートは、背景に手塚治虫作品のカラー原画840枚をモザイク状に配置したもの。 8枚は大きめのサイズでカラー扉絵を使用しており、執筆時のタッチを残して、原画本来の風合いを再現したという。キャラクターは各作品の4000枚以上の白黒漫画原稿を4万点以上の断片にカットし、モザイク素材として配置している。販売点数は「火の鳥」「ブラック・ジャック」各1点。大手マーケットプレイスOpenSea上でオークション形式で販売される。

モザイクアート作品のイメージ
© 2021 Tezuka Productions, All Rights Reserved.Produced by double jump.tokyo Inc.

ジェネレーティブアートNFTは、モザイクアートNFTで使用した画像素材をもとにランダム生成されたアート作品。「火の鳥」「ブラック・ジャック」各1000点が0.08ETHで販売される。

ジェネレーティブアート作品のイメージ
© 2021 Tezuka Productions, All Rights Reserved.Produced by double jump.tokyo Inc.

2021年12月に発表された同プロジェクト第1弾の「鉄腕アトム」では、モザイクアート作品が日本発のアートNFTの1点の落札価格として過去最高額となる120ETH(約5300万円)で落札。ジェネレーティブ作品は1時間で完売した。

販売は、NFT関連ビジネスを手掛けるdouble jump.tokyoのNFT事業支援サービス「NFTPLUS」を通じて行われる。同プロジェクトの収益は純売り上げの20%がユニセフなどに寄付されるとのこと。