手塚治虫「鉄腕アトム」の原画NFTが12月1日発売 double jump.tokyoの事業支援サービスで

手塚プロダクションによる初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」のシリーズ第1弾として、「鉄腕アトム」のデジタルアートNFTのチャリティー販売・オークション販売が12月1日から開始される。同プロジェクトはNFT関連ビジネスを手掛けるdouble jump.tokyoのNFT事業支援サービス「NFTPLUS」によって実現した。

「From the Fragments of Tezuka Osamu」プロジェクトでは、手塚治虫の代表作品を題材に「モザイクアートNFT」「ジェネレーティブアートNFT」の2形態でデジタルアートNFT作品を展開する。

モザイクアートは、1つのキャラクターなどの背景に、手塚治虫作品のカラー原画840枚をモザイク状に配置したもの。 8枚は大きめのサイズで、各作品固有のカラー扉絵を使用しており、執筆時のタッチを残して、原画本来の風合いを再現したという。販売点数は1点のみだ。

1点もののモザイクアートのイメージ
(© 2021 Tezuka Productions, All Rights Reserved. Produced by double jump.tokyo Inc.)

ジェネレーティブアートNFTは、モザイクアートNFTで使用した画像素材をもとにランダム生成されたアート作品で、以下の画像素材で構成されている。

ジェネレーティブアートのイメージ(© 2021 Tezuka Productions, All Rights Reserved. Produced by double jump.tokyo Inc.)

[Large]
・対象タイトルのカラー原稿から厳選された25種類の画像を使用
・1作品に1個の画像をランダム配置
[Medium]
・対象タイトル以外の手塚治虫作品のカラー原稿から厳選された900種類以上の画像を使用
・1作品に4個の画像をランダム配置
[Small]
・対象タイトルの白黒原稿の断片画像から厳選された3200種類を使用
・1作品に32個の画像をランダム配置
・雑誌連載当時の色合いを再現した4種類のカラーを適用

対象タイトルごとに1050点ずつ制作され、そのうちの1000点が販売される。残り50点は今後のマーケティング素材などに活用されるという。販売期間中に購入されなかった作品は、その後再販売されることはない。

「鉄腕アトム」以降は「ブラック・ジャック」「火の鳥」のNFT化を予定している。販売スケジュールは以下のとおりだ。

■シリーズ第一弾「鉄腕アトム」販売スケジュール
<モザイクアートNFT>
・販売形式:イングリッシュオークション
・オークションサイト:OpenSea
・期間:2021年12月3日12:00 から72時間 (但し終了前10分以内に新たな入札があった場合さらに10分時間延長)
・販売数:1点

<ジェネレーティブアートNFT>
・販売形式:定額販売
・販売場所:公式サイト
・販売期間:2021年12月1日12:00から2021年12月8日12:00まで
・販売数:1000点
・販売価格:0.08ETH(予定)

本プロジェクトの2種類のデジタルアートNFTは、その純売り上げの20%がユニセフ等に寄付されるという。