日産「GT-R」がNFTに 約2.6億円でオークション終了


日産自動車の代表的なスポーツカー「GT-R」が、カナダの NFTマーケット「RubiX Network」上でオークション形式で販売された。同オークションは現地時間の10月5日から7日まで開催。開始価格の約2400万円(28万カナダドル)の10倍超、およそ2億6000万円(230万USドル)で落札された。

オークションに出品されたNFTはカナダ人アーティストのAlex McLeod(アレックス・マクラウド)氏が日産カナダとコラボレーションして制作。落札者は、幻想的に色が変化するデジタル作品の「GT-R NFT」の権利だけでなく、現物の「GT-R NISMO」のスペシャルエディション 2021モデルも手に入れることができる。売上の一部は慈善団体に寄付されるという。

「Decentraland」が告知したマセラッティとのコラボレーションイベント

近年、世界各国の大手自動車メーカーがNFT市場に参入。中でも高級スポーツカーのオークションが活況で、ランボルギーニやポルシェ、マクラーレンなどが相次いでプロジェクトを発表。落札価格が億を超えることも珍しくない。


マセラッティに至っては、現実世界でNFTオークションにかけられている作品が仮想空間「Decentraland」(ディセントラランド)内のスポーツカー展示場に飾られるなど、メタバースとのコラボレーションも盛んになっている。